いまさら聞けない

“グルテンフリー”のアレコレ

“グルテンフリー”
皆さんも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか😊?

文字通り「グルテン」を「フリー(使用しない)」食事のことですが、実際のところ
何を目的としてやっているのか、どういった効果があるのかご存じですか?🤔

「そもそもグルテンって何?」
「糖質制限とは違うの?」
「なぜこんなに広まっているの?」

今回は、そういったいまさら聞けないグルテンフリーの疑問についてお答えしていきます💡

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◆食品の“ゴム”と“のり”の役割である「グルテン」
グルテンは小麦、大麦、ライ麦などの麦類に含まれるグリアジンとグルテニンという
タンパク質が水分に触れたときに作られる成分のことです💡

パスタやピザ、パンやスイーツなど小麦食品によく含まれていて、食品に粘り気と弾力を
与える効果があるので、うどんやパンのもちっとした食感やふわふわ食感は実はグルテン
のおかげなのです🥐✨

グルテンが「おいしさ」を作っていると言っても過言ではないほど!

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◆グルテンフリーは実はある病気の食事療法⁉
グルテンフリーはもともと欧米で見られるセリアック病という病気の患者のための食事療法です。

セリアック病はグルテンに異常反応することで、小腸の細胞が壊されてしまう自己免疫疾患です☝️

このセリアック病を患っていると公言し、グルテンフリーを一躍有名にしたのが、
現在(2024/03/12)も男子テニス世界ランク1位であるノバク・ジョコビッチ選手🎾

彼は2010年にグルテンフリーを取り入れ、その後の大躍進へと繋げたと書籍に残しています。

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日本人も実はグルテン不耐症なの⁉
小麦に関する病気は下の3つが代表的です。

・セリアック病
・小麦アレルギー
・グルテン不耐症

小麦アレルギーのひとは、食べると蕁麻疹や呼吸困難による息切れ、喘息、血圧低下などの
症状が出るため比較的わかりやすいかと思います。

日本人にセリアック病のひとはほとんどいませんが、グルテン不耐症のひとは実は結構いる
のではないかと言われています🤔

グルテン不耐症の症状、程度はさまざまですが、
倦怠感、頭痛、便秘や下痢、集中力の低下、肌荒れなどがあるという方、
実はグルテン不耐症かもしれません💡

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◆グルテンがどう悪さをするの?
グルテンに含まれるグリアジンは胃や膵臓にとって消化が難しく、そのまま小腸に入ってきます。

ここで、消化吸収のお話です。
栄養は小腸の細胞と細胞の間を通って吸収されていきます。

しかし、細胞間が開きっぱなしでは
細菌や異物が入ってきてしまうため、
「タイトジャンクション」によって閉じられているのです。

このタイトジャンクションを開く役割を果たすのが“ゾヌリン”です。

しかし、グリアジンにはこの「ゾヌリン」を過剰に分泌してしまう作用があります。

そのためタイトジャンクションが緩み、入ってほしくない未消化物や細菌まで血中に入ってきてしまいます。

ゾヌリンは脳のバリアである血液脳関門でも同じように結合を緩める働きがあり、
これらの過剰な“緩み”が身体の不調を引き起こしてしまうのです😱💦

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♦グルテンフリーのやり方
グルテンフリーのコツは、代替をしてしまうこと。
お米や雑穀、とうもろこし粉を使ったパンや麺類が市販されているので、それらを利用すれば意外と楽に実践できます🥐✨

ただし、コンビニやスーパーで売られている米粉パンは、グルテンを使用していることが多いので
注意が必要です。成分表を見て確認するとよいでしょう☝️⚠️

いかがでしたか?
今回はグルテンフリーに関するいまさら聞けない情報についてお伝えしていきました。

なんとなくの不調に悩まされているのなら、
これまで当たり前のように口にしていた小麦製品から一度離れ、
自分のカラダの声を聞いてみるという手も、
またありかもしれません☺️🌿