ビタミンKについて知ろう!

身に覚えのない「あざ」は体からの警告サイン!

ビタミンKについて知ろう!

それほど強くぶつけていないのに、
いつの間にができている


「あざ」


加齢とともに皮膚は薄くなり、
血管自体の弾力もなくなって
傷つきやすくなりますが


「ちょっと
ぶつけたただけなのに
すぐ内出血してる・・・」

という場面が増えてきている方は



ビタミンK不足
の可能性があります。



ビタミンKは
あまり聞き馴染みのない栄養素ですが

「血液を固める」
「骨を強くする」ために
必要なビタミンです。


ビタミンKが不足すると
血液を固まらせる働きが悪くなるため、
出血しやすくなります。



「K2シロップ」を
ご存知でしょうか?


日本では生まれたばかりの
赤ちゃんに飲ませるシロップで、

本来ビタミンKは
体内で合成されるのですが、

産まれたばかりの時は
ビタミンKを
作り出す力が弱いので

ビタミンK不足を防ぐ目的で、
このシロップを飲ませるのだそうです。


大人は腸内細菌が作った
ビタミンKが利用されるので

不足することは
めったにありませんが


高齢者や、肝障害のある人は
腸管からのビタミンKの

吸収能力が低下するため、
不足しやすいと考えられています。

抗生物質を長期間服用している人も、
体内での合成が低下するため
不足しがちです。



その場合は、
けがや内出血時に
血が止まりにくくなったり

鼻血が出やすくなったり
することがあります。



ただ、ビタミンKの摂取は
ワーファリン(抗凝固剤)の
効果を弱めてしまうため

服用中の方への注意が必要です。



ビタミンKの摂取目安は、
男女共に成人で1日に150㎍です。



最も効率的に
摂取できる食材は
「納豆」です。



納豆1パック(50g)には
約250㎍のビタミンKが含まれ、
1日の摂取基準量を
十分にまかなうことができます。


納豆には
女性ホルモンと同じような働きをする
「イソフラボン」も含まれているので

骨粗鬆症を予防したい
女性の心強い味方といえます。