腸の調子を整えるために~腸の働きを知ろう!
いきなりですが、クイズです。
脳、心臓、腸のうち
動物の進化の過程で
最初に出来た臓器は
どれでしょうか?
正解は…
「 腸 」なんです!!
動物は植物と違い、
太陽の光からエネルギーを作る
「光合成」ではなく、
ほかの生物を食べて糧にする
「消化」という
方向へ進化したので
先に必要な器官が
「腸」だったそうです!
脳や心臓よりも
先にできる腸ですが、
腸には、食べ物を
消化・吸収する働きだけではなく、
感染症などの病気の予防や、
生活習慣病予防、老化や肌荒れ防止と、
健康を維持していくための
たくさんの能力があります。
今回は、主な4つの働きを
ご紹介させていただきます。
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「消化機能」
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腸に1000種、
約100兆個ある腸内細菌 が
食物繊維やオリゴ糖を分解して、
エネルギー源にします。
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「吸収機能」
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小腸は、胃や十二指腸で
消化された食べ物を
さらに消化分解し、
栄養素の状態で吸収します。
大腸は、水分やミネラルを吸収します。
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「排泄機能」
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ぜん動運動や
粘液分泌をすることで、
便を身体の外へと送り出します。
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「免疫機能」
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口から侵入してきた
病原細菌から身を守る働きがあり、
その仕組みを「腸管免疫」と呼びます。
腸の粘膜には、全身の約60%の
リンパ球が集まっており、
小腸では、全身の免疫抗体の
約60%が作られています。
健康でいるためには
腸内環境を整え
良い状態を保つことが大切です。