現代人の呼吸における
もっとも大きな問題点は
「息をきちんと
吐き切れていない」
ことにあります。
1日中仕事で
ストレスに晒され
更にパソコンや
スマホを見続けることで
神経が休まる暇がなく
体が臨戦態勢を
保とうとする結果、
呼吸が浅くなっている
可能性があります。
また、寝る時も
体の緊張したままでいると
息を吐き切れないので
つねに、肺には
空気が残った状態になり
一度の呼吸で取り込める
酸素量も、おのずと限られます。
そうして、酸素が不足する分
体はこまめに息を吸うようになり
” 自律神経 ”が乱れてしまい
体の回復がしきれず、
翌朝に疲れを残してしまいます。
この状態が続くことで
心身の不調を引き起こすのです。
人生の3分の1は
【 睡眠時間 】とよく聞きますが
「いびきがひどい」
「夜、熟睡できない」
「昼間眠くて困る」
などに心当たりのある方は
「睡眠時無呼吸症候群」の
可能性もあります。
「睡眠時無呼吸症候群」は
寝ている間に呼吸が止まる
「無呼吸」になったり、
呼吸が浅い・弱いなどの
「低呼吸」に
なったりすることで
日中の眠気や集中力の
低下を訴える病気です。
睡眠時に呼吸が止まると、
体は酸素が欠乏してしまい
激しく心臓が動きます。
すぐに
呼吸は再開しますが、
心臓は強く動いたままなので、
血圧が一気に上昇します。
日中は血圧が正常の方でも、
次第に高い血圧に耐えうるため
「動脈硬化」が進行します。