人は、毎日何時間眠れば良いのか?
実は、その絶対的な基準はありません。
理想の睡眠時間は、
個人差が大きく
年齢、日中の活動内容、
悩みやストレスの度合い
などによって異なります。
日中活動に支障を来すような
眠気がなければ、
十分な睡眠をとれている。
とも考えられます。
なので今回は、
「質の高い睡眠」を取るための
お話をさせていただきます。
多くの方は
昼間に活動して、
夜に眠るという生活リズムを
おくっていると思います。
体内時計を制御する働きを
持つホルモンとして、
「メラトニン」と「セロトニン」
があります。
このホルモンが
睡眠の質には深く関わってきます。
【メラトニン】は、
睡眠を促す作用があるため
「睡眠ホルモン」とも呼ばれています。
メラトニンは、
朝起きて光が目に入ってから
14~16時間後に
脳の松果体(しょうかたい)から
分泌されるホルモンです。
朝、光を浴びるだけで
快眠の予約のスイッチが
入るイメージです。
光を浴びると、
眠くなる「メラトニン」の分泌が抑制され、
その後、脳を覚醒させるホルモン
【セロトニン】が分泌されます。
シーソーのような関係ですが
人間の覚醒のスイッチを押すのは、
脳の中に入ってくる「光」なのです。
天気は、曇りの日や雨の日でもOK!
5分光を浴びるだけで効果はあるので
お試しいただければと思います。
逆に、夜に携帯電話や
パソコンのブルーライトを見ると、
脳が「今は昼だ」と勘違いして
メラトニンを減らしてしまいます。
その結果、寝つきが悪くなったり、
睡眠が浅くなったりします。